はじめに
昨今は物価や税金が高く、社会保障も不安定となってきており、お金の不安が付きまとう世の中です。
そのため、将来に向けてある程度の資産を持っておきたい、という方も多いと思います。(筆者もその一人です)
そこで今回の記事では、資産形成に向けた給与引き落とし貯金と積み立て投資の活用法をお伝えします。
貯金と資産形成を効率よく進める具体的な手順を、ポイントを押さえて詳しく解説します。
これを読めば、忙しい社会人でもストレスなくお金を貯められる方法がバッチリわかります!
具体的な手法
Step 1. 給与引き落としで「先取り貯金」を仕組み化
お金を貯める最も確実な方法は、貯金を生活費から切り離すことです。
給与振り込み日に自動でお金を貯蓄用口座に移動させれば、無意識のうちに貯金が積み上がります。
なぜ給与引き落としが有効なのか?
- 意志力に頼らない
手元に残ったお金を貯金しようとする方法は、浮いたお金を趣味や外食に使ってしまうなど、どうしても甘えが出がちです。
先取り貯金なら、貯金を最初に確保するので「使いすぎ」が起こりません。
貯金して残ったお金でやりくりするスキルも身につきます。 - 自動化で継続可能
毎月設定された金額が自動で移動するため、忘れる心配がありません。
具体的な方法
- 専用口座を開設する
貯蓄用の口座を新たに作り、日常的な出費に使わないようにします。 - 給与日に自動振替設定
給与振り込み口座から貯蓄用口座に、毎月一定額を振り込む設定を銀行で行います。 - 収入の20~30%を目安に設定
月の手取り25万円なら、5~7万円程度を貯蓄用口座に移動するイメージです。
実践例
例えば、毎月5万円を先取り貯金した場合、
- 1年後:60万円
- 3年後:180万円
貯まることになります。
貯金は1回の大きな努力ではなく、コツコツ続けることが重要。
自動化することで、「気づけば貯まっている」を実現できます!
Step 2. 積み立て投資で「お金を増やす力」を身に付ける
貯金だけでは、インフレの影響でお金の価値が目減りする可能性があります。
そこで、次に進めるべきは積み立て投資です。
特に、クレジットカードや口座引き落としを活用すれば、自動的に資産運用を始められます。
積み立て投資の魅力
- 少額から始められる
月々1,000円~5,000円程度からでもOK!無理なく続けられます。 - ドルコスト平均法
毎月一定額を投資することで、価格が高い時も低い時も購入することになり、リスクを分散できます。
ドルコスト平均法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。 - クレジットカードのポイント還元
証券会社によっては、積み立て投資でクレジットカード決済を利用するとポイント還元が得られます。
例えば、SBI証券では三井住友カードによる積み立て投資を行うことができ、もちろん積立額に応じたポイントが貯まります。
おすすめの投資商品
基本的には、NISAを活用した積み立て投資がおすすめです。
NISAとは、少額投資非課税制度を意味する言葉で、年間360万円(積み立て投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)までの投資利益が非課税になる制度のことを指します。
実践例
- クレジットカードで月1万円を投資信託に積み立てる。
- 年間12万円を積み立て、年率5%のリターンが得られるとした場合、資産は10年後に約150万円に成長。
- ポイント還元(1%)も再投資して資産を効率的に増やす。
金融庁のシミュレーターを用いると、様々な投資条件で将来の資産額を試算することができます。
給与引き落としと積み立て投資を組み合わせた賢いお金管理術
手取り25万円の場合のシミュレーション
- 給与引き落とし貯金:毎月5万円を貯蓄用口座に移動(年間60万円)。
- 積み立て投資:クレジットカードで1万円を投資信託に積み立て(年間12万円)。
- 残りの生活費:19万円でやりくり。
この方法を5年続けると…
- 貯金:300万円
- 投資元本:60万円(年率5%とした場合、リターン込みで約68万円)
合計約368万円の資産が形成できます!
まとめ:先取り貯金と積み立て投資でまとまった資産を作る
お金を増やすには、先取り貯金で確実に貯める仕組みと、積み立て投資で増やす仕組みを組み合わせるのがよいと思います。
どちらも一度設定すれば、あとは自動的に進む仕組みなので、日々の忙しい生活の中でもストレスなく続けられます。
さっそく以下を試してみてください:
- 給与引き落としで貯蓄用口座に貯金
- クレジットカードや口座引き落としで積み立て投資
今日始めれば、1年後、5年後にはまとまった資産となっていることでしょう。
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